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諸君!我がファクトリーで春から作り始めたフリーダムガンダムも、いよいよ佳境の塗装工程に入った!
今回は”清く気高く美しく”がテーマだ。
いつものようにつや消し仕上げとウェザリングでアラをごまかすわけにはいかんぞ。
かと言って艶有り仕上げをリアルに再現するのは難しい。下手をするとおもちゃっぽくなってしまうからだ。
そこで今回から新たに取り入れた、メタリックカラーの表現方法を紹介しよう!
塗料は塗膜強度のあるGSIクレオス社製のMr.カラーを使っている。

FDM-11.jpg
まずは下地作りだ。
エアブラシでシルバーを対象パーツに塗装する。
薄くムラ無く、2~3回に分けて塗装するとうまくいくぞ。

だが、これだとまだ質感がいまいちで、金属には見えない。

そこでお次はシャインシルバーの出番だ。






FDM-12.jpgシルバーの上から、シャインシルバーを塗装する。

単体だと発色がいまいちなこの色も、シルバーの上から塗装するとなんとも言えないラメっぽさが出て、金属っぽい感じになるんだ。

今度はインゴットから削りだしたような感じだろ?
次はもっと質感を出すぞ。







FDM-13.jpgクリアーブルーとクリアーイエロー、そしてクリアーレッドを混ぜると、クリアーブラックが出来る。色の三原色ってやつだ。
こいつを3倍くらいに薄めて、面の真ん中を中心に吹き付けてやると、さらに金属っぽくなる。

おっと、下地のシルバーがしっかり乾燥してから塗ってくれよ。理想は3日くらいは乾燥させてくれ。でないと色が滲んでしまうからな。








FDM-14.jpgここでクリアーブルーの出番だ。
3回に分けてうす~く吹き付ける。
タレないように一定の速さで吹くのがコツだ。
この時の塗料の濃さは、塗料1に薄め液1.5くらい。
これくらい薄めないと塗装面が滑らかにならないんだ。

どうだい、出来合いのメタリックブルーでは表現できない質感が出てきただろ?






 FDM-15.jpg                                     
さらに表面を美しくする為に、スーパークリアーを吹き付ける。今度は、ある程度の濃度で一発で決めよう。薄すぎると艶が出ないし、濃すぎるとタレてしまう。この辺はトライ&エラーで習得してくれ。
3日ほど乾燥させたら、コンパウンドで磨いて完成だ。
この艶があれば、連邦のビーム兵器だってはね返せるぜ。








さあ、次はボディを塗るぞ。
と思ったが、湿度計が50%を超えてしまった。
湿度が高いと塗装が曇るので艶あり塗装はできないんだ。
次回の報告会を待て!

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無題
す・すごいんですけど…………
干しプルーン 2007/11/12(Mon) 12:49 *edit
無題
こ、こんなに手間かかるんですね・・(汗

しっかし依頼主としては最高じゃないですかーっ!
ちょーかっこいーって感じぃ!↑

引き続きお願い致します(笑
依頼主 2007/11/12(Mon) 18:12 *edit
かっこいい
ども!いい色っすね。
クリアカラーの重ねってむずかしいっすね。
左右の色合いを合わせるのもね。

完成楽しみっす。
kecch 2007/11/12(Mon) 22:01 *edit
れすです
>干しプルーンさん
特別な事はしていないんですけど、昔車のプラモデルを塗った時にいろいろ試した知識が役に立っております。
プラモの塗装って楽しいですよ~。

>依頼主さん
はい!引き続き楽しまさせてもらいます。
塗り方に凝り始めるとキリが無いのですが、手をかけるほど仕上がりが良くなるのでやめられないんですね~。完成までにはもう少しかかりますが、気長にお待ちください。

>Kecchさん
言われて気がつきました、左右パーツの微妙な色違い(笑)。早速修正しました!(汗)
クリアーカラーの重ね塗装は難しいですね。
左右パーツの濃さを調整していくと、だんだん濃くなったりして(笑)。
Kecchさんも一緒にガンプラ楽しみましょう!
kotatu 2007/11/13(Tue) 22:47 *edit
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